たのしいこととかなしいこと

以前からの友人のリクエストにこたえ、新しいバッグの製作に取りかかりました。

今日、使用する生地や大きさを打ち合わせてイメージを固めました。
この情報を盛り込んで製図をし、型紙をおこしました。



生地は、シナマーク社のカプリの黒。
私の大好きな生地で、1つ前の作品と同じです。

この色は、ちょっと前まで日本ではどこでも扱われていなかったもので、スウェーデンでこの生地を手に入れて、意気揚々と帰ってきたんですよ。

でも、このごろでは、いろいろなところで見かけるようになり、ちょっと残念。
でも、やっぱり良いものは皆好きってことですよね。

寒くなるにつれ、この生地がいいねって方が増えて来ているようです。


さて、また新しい製作の時間が始まります。
無から形にしていく過程は、本当にわくわくします。



そして…

人生の大先輩だった方の訃報を受け取りました。
本当にいろいろとお世話になった方でした。

父と同年代の方なのに、私を一人の友人として扱ってくださいました。
ある時、申し訳ない気持ちで「こんな小娘に対して…」と申し上げたところ、「あなたは十分におばさんじゃぁないか」と。一本取られてしまいました。

東京の方なのですが、こちらに立ち寄ってくださった折には必ず連絡をくださり、お目にかかっていました。
そういえばこのごろ連絡がないなぁ、メールでもしてみようかしらと、その日の朝も思い浮かべていたところでした。

確認してみたところ、最後にお目にかかった時から、1年が立っていました。
その時、少し心配な状況だったのに、忙しさにかまけてそのままにしていたことが悔やまれます。

東京に行ってきます。


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